いたた・・・。 何・・・? 私は痛む頭を抑えながら、体を起こす。 どうやら私は、道路に横たわっていたらしい。 お姉ちゃん・・・? 私は目の前で横たわる、お姉ちゃんに近づく。 お姉ちゃんの目は、閉じられていた。 「お姉ちゃん大丈夫? 何が起こったの・・・?」 肩を叩いても、お姉ちゃんは起きない。 びくともしない。 「お姉ちゃん・・・? どうしたのお姉ちゃん。 こんなところで寝ていたら、入学式遅れるよ?」 でも、お姉ちゃんは動かない。 目も開かない。 お姉ちゃん・・・?