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数日後。

私はある決意をした。




真実を知りたい。

榊くんはずっとそう願っていた。

私もね、そう思えたんだ。





だから私、真実を知ろうと思う。

真実を知らなくちゃ、何も始まらないと思うからね。






「郁美、久しぶり」

「元気だったか?」

「うん。
久しぶり・・・お父さん、お母さん」

「にしても急にどうしたの?
郁美から会いたいなんて」

「何かあったのか?」

「詳しいことは家に帰ってから話すよ」




空港から私たちは家へと帰る。

お姉ちゃんと2人だけのお城となっていた家へ。



お父さんとお母さんは、何年ぶりかな・・・?

結構帰ってきていないよね?