「あたしのお気に入り」


そう言って若葉はメニューを広げた。


「ちょっと、男まだなのに先に注文するの?」


「いいじゃん、今日は4人だしそんなに気合入れなくても」


そりゃ、人数は少ないけどさ…。


アタシはまだ腫れが残っている頬をさすりながら、不服顔。