それからは凪君を落とすために、完全に合コンスイッチを入れたアタシ。


恒例の席替えでは真っ先に凪君の隣に座り、不服そうな女子たちを無視して凪君に話をふる。


「好きな食べ物ってなに?」


「わりと、なんでも」


「好き嫌いないんだねぇ?」


「別に、ふつう」