なるほど、若葉は司会君目当てか。


大丈夫だよ、アタシは凪君しか狙ってないから。


から揚げをもらいながら、手元では自分と凪君のケータイを赤外線通信する。


凪君の番号ゲット!


これなら、絶対連絡してくるでしょ?


「から揚げおいしかった、ありがと」


アタシはニコッと笑い、凪君が戻ってくる前に自分の席へと戻ったのだった。