おとなしくアタシに溺れなさい!

考えるよりも早く、アタシは行動に移していた。


「ねぇ、何食べてるの?」


司会君に声をかけながら、自然な感じで凪君の座っていた席に移動する。


「え? からあげ…」


いきなりアタシが隣に座ったせいで、司会君の顔は真っ赤だ。


「それ、おいしい? もらっても、いいかな?」