おとなしくアタシに溺れなさい!

「凪君、やる気ないよね」


「すでにあだ名なの? ってか、やっぱり浦木君狙いなんだ?」


「当たり前でしょ。あんなイケメン今まで出会ったことがないし」


「でも、相手にやる気がないんじゃダメじゃん?」


その言葉に、アタシはリップを塗りなおしてからふっとほほ笑んだ。


「その気にさせてみせる」


「ま、頑張れ」