おとなしくアタシに溺れなさい!

隆吾が先頭いって着いた先は院内にある個室だった。


プレートの名前は書かれていなくて、部屋番号だけがやけに目立ってみえた。


「入れよ」


ドアを開ける隆吾に、アタシはおずおずと病室へ足を踏み入れる。


そもそも、ここに誰が入院しているかもわからないのだ。


ベッドに横たわる見知らぬ少女に、アタシたちはとまどうばかり。