おとなしくアタシに溺れなさい!

「トイレ」


口ぱくでそう言ってくる若葉に、アタシは「了解」と、小さくうなづいた。


「ごめん、ちょっとお手洗いに言ってくるね」


みんなにそう伝えると、男たちがちょっと残念そうな顔をアタシへ向けた。


そりゃまぁ、この中で一番可愛いアタシと、二番目に可愛い若葉が抜けたら、寂しいわよねぇ?


でも大丈夫。


アタシたちすぐに戻ってくるから、待ってて凪君!