おとなしくアタシに溺れなさい!

そう言ってぺこっと頭を下げる凪君に、アタシたち女子は思わず笑ってしまった。


なにその自己紹介!


可愛すぎるでしょ!!


凪君の反則すぎるカッコよさと、話した時の可愛さのギャップにくらくらきちゃう。


密かに鼻息荒くなるアタシの膝を、隣にいた若葉が人差し指でつついてきた。


「どしたの?」


小声で聞く。