「隆吾に頼まれたから」


「…それだけ?」


「あぁ」


うなづき、氷の入った水を一口飲む。


友達に頼まれたから、ただそれだけでデートするの?


アタシには全然興味ないくせいに…。


凪君の考えていることが、アタシにはわからない。