今日は数合わせだって言ってたし、本当にこういうの慣れてないんだ。


こんなにイケメンだったら、合コンのたびに女の子をお持ち帰りできちゃうのに。


「えっと。名前は浦木凪斗‐ウラキ ナギト‐」


それだけ言って、またメニューへと視線を戻す浦木凪斗君。


自己紹介って、それだけ?


もう少しいろいろ聞けれると思っていたアタシは、拍子抜け。


「凪斗、自己紹介それだけ? もっと、なんかねーの?」