おとなしくアタシに溺れなさい!

するとまたお母さんは嬉しそうにわらい、少女のように飛び跳ねて喜びはじめた。


「恋!? いいわねぇ片想い中なの? 切なくて、胸がきゅうんっとして、苦しいんだけど、好きな気持ちが止められなくて…」


「はいはい。お母さん、揚げ物こげちゃうよ?」


「青春してるのね、綾萌!」


菜ばしで揚げ物を皿に移している最中、後ろから抱きつかれて危うくこけそうになる。