頭の中は凪君一色で、シャーペンを持つ手が勝手に《凪》という文字をノートに繰り返し書いていた。


ダメだ。


早くも恋愛末期状態。


昨日会ったばかりなのに、もう会いたくて。


思い出すたび胸がギュっと締め付けられた。


久しぶりのこの感覚に、アタシは自然と頬が緩む。