「え? あ、うん! そうだね」


「今日は呼び出してごめんね。ここはあたしと綾萌がおごるから」


申し訳なさそうに男子に謝る若葉。


「ご、ごめんね。また、遊ぼうね」


アタシも、慌てて隣で頭を下げた。


男たちは、ひどく残念そうな顔をしてこちらを見ている。


「さ、帰ろう綾萌」


「そうだね」


ありがと、若葉。


なんだかんだ毒舌でも、結局アタシの一番の親友だもんね。