-翌日-



いつも通り登校して、教室に入ると日毬がやってきた。


「絢妃、大丈夫?」


「うん、心配かけてごめんね。もう大丈夫だよ」



なぜだか、昨日泣いたから逆にスッキリしたというか。


あれから泣くことはなかった。