部屋に入ると街を歩くため小さくなっていたリルとリラが元の大きさに戻る。

サラサラとした毛並みがなんとも言えない美しい輝きを放っていた。

二匹を見ながら明日の予定を立てていく

この国はサハルに比べるとかなり小さい国ではあるが、無論ギルドは存在する
ギルドは全国共通であり、俺がギルドに流した商品も一応全国に流れる仕組みになっている。

しかし、商品は余ったものを他のギルドへと流していく。
つまり人気の商品は流した地域で全部消費されてしまう。
消耗品なら尚更だ。

しかし、クーラーや冷蔵庫は暫くしたら落ち着いてくるだろう。
そう買い換える必要もないからな。
そうしたら王都から各村のギルドへと商品が流れていく。

なので人気商品は初めに流れたギルドのある国を中心に出回る為、他国に流通するのがかなり遅くなるのだ。
甘味等の消耗品ならその国で止まってしまうこともある。
そのため、ロルトで一番最初に販売を初めたがサハルにまでは商品が流れなかった。
なのでイアンは俺に交渉をしたのだ。


俺は交渉を持ちかけられなくても売るつもりであったし、この国でも勿論売りたいと考えている。
ここは多くの生物を扱う国だから冷蔵庫を多目に売りに出したい


商品は複製の魔法ですぐに出来上がってしまうからいくらでも売りにだせるのだ。
まぁ、この魔法は俺独自の研究で作り上げた魔法なので使うものはいないだろう。

ベッドに腰掛け自分と二匹に浄化の魔法をかけた。

この世界には風呂が存在しないため、魔法を使えない者は濡れた布で体を服か、魔法を使える者は浄化魔法で体を清めるかのどちらかである。

まぁ、いずれお風呂をこの世界に広めたい。
自宅には自分で作ったものがあるが、宿にはない。
浄化魔法は洗うより確実に綺麗になるが、お風呂後の爽快感というものがなく綺麗になった気がしないのだ



「(アル、明日は魚食べる?)」
「(前食べた川の魚は美味しかった!)」
「(食べたい食べたい!)」


「…明日な」

「(やったぁ!)」
「(魚っ♪魚っ♪)」

食い意地の張っている二匹と約束を交わし、俺はリルの腹に頭を乗せ横になって目を瞑った。
リラはいつも通り俺の懐に潜り混んでくる。

ソレを軽く抱き締めてやり俺は眠った

因みに枕になる方は一日交代と二匹で決めたらしい。