その瞬間。 「......上城君はさ、 誰かと付き合ったことある?」 私の口が勝手に動き出す。 私の言葉に上城君は数秒、首を傾げたがちゃんと答えてくれた。 「ない」 えっ、ないんだ.....。 意外だ。 これだけ顔が整ってたら、他の女子達がほっとかないだろうに。 それでも私の口は止まらない。