授業中は、ずっと緊張していて
ノートに文字を書き写すので精一杯だった。





着々と進んでいく時間。




放課後に告白しようと思うんだ。





早く来て欲しいような、来ないで欲しいような。


なんともいうない感覚。





3人でお昼を食べて、午後の授業をうけて、そしてついに



「じゃあ気をつけて帰るように」




放課後になった。






美麗と俊の方を見ると、口パクで
頑張れ、と言ってくれた。





大丈夫、大丈夫。




飛び出そうなくらい、バクバクしている心臓を落ち着かせ



鞄を持ち帰ろうとしている上城君に
声を掛ける。