ビビった敵は逃げ始めていた。 まさか高校生の喧嘩に日本刀が出てくるとは思わなかったのだろう。 内藤をはじめ最初に頑張ってた連中が追いかけた。 俺は左手に日本刀を持って右手に鉄パイプで相手を蹴散らした。 俺に向かって来るものは居なかった。 一雄は鉄パイプを振り回しながら待っていた分のうっぷんを晴らすように暴れていた。 思わず狂ってるなと笑ってしまった。