もう…無理。 私はその場に膝を着いた。 「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…。」 息が上がり過ぎてキツい。 「大丈夫か?」 ちょっと目眩がする。 こんな炎天下の中で走るのは体力の消耗が早くなる。 「おい!大丈夫か?返事しろ!」 私は倒れそのまま意識が遠のいていった。