空音を奏でる宙

なんか分からないけどすごく恥ずかしい!?

赤面する僕。
顔から火が出るとはこういうことをいうのだろう。
そんな中。

「……ん?」
さっきと表情が変わったような気がする。
綺麗な唇からは白い歯が見えている。
しかし、笑っている感じではない。
これはつまり──

「──口を……開けているのか?」

試しにさっきの野菜炒めを璃織の口元に近づけてみる。
一瞬だがスプーンが口元に触れる瞬間、さらに大きく口を開けた。
僕はその瞬間を見逃さない。