白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】



明るい女子の声に反して、刹那の声が心細げに震えている気がした。



伏せっているから表情まではわからない。



「ん? ああ、雅風と幼馴染ってやつ?」



「何か、うざかったりしない? こういう奴のそういう存在って――」



「まあねえ――」



「普通の子だったら嫌だけどー、刹那だったら許せる感じ」



「あ、そう、刹那だったら何だかいいんだよね」



「むしろ刹那の幼馴染である雅風が恨めしいくらいだわ」
 



……何もしていないのに、俺すごい状態に追い込まれていないか?



「俺も同感」



「よ、雅風色男」



「俺もそんな風に呼ばれてみてー」
 



黙れお前ら。