「えー、雅風と幼馴染なんていいなー」
「でもこいつ、完全に私のこと忘れてやがったよ? 名前聞いても声聞いても、『はじめまして』とか言ったんだよ?」
「だから! それはお前がガキの頃は野郎の格好しかしてなかったから女だって思わなかったんだよカケラも!」
「雅風」
『雅風』
「すんませんっ」
ジークとクラス全員に睨まれて小さな声で精いっぱい謝った。
他のクラスの授業妨害になる声は出すなと言うことか……。
絶対みんな楽しんでいる。
「雅風、刹那を男子と思ってたとかないわー」
「ないねー」
「あたしだったら逢って初っ端にひっぱたくわ」



