刹那がわからなかった理由がわかった――俺の中であの《せつな》は男子だったのだ。
「はっ⁉ 何言ってんのあんた」
「雅風、悪い、俺もついていけない」
莉音や女子たちに罵倒され、諒平たちから心配気な顔をされた。
「えーっと、……幼馴染! そうそれ! 刹那と昔逢ったことあるんだよ! な!」
「な、も何も、さっぱりきっかり忘れられてちゃ説得力ないよ、ふー」
「あ……」
その、呼び方――
『ふー? 名前? じゃあふーって呼ぶ』
思い出したぞ決定的に!
「ハナっからそう呼べ! それ言われてりゃ思い出すわ!」



