白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】



最後の方ヤバかったんでみんなで全力疾走した。



教師の目は何とか逃れたけど、教室内も何人か息が乱れている。



……頭冷えるどころか血が上った感じがするのは俺だけか。
 




五限は日本史で、ジークが入って生きた。



ジークは大概の生徒から『ジーク』呼びされている。



本人がいいと言っていたからかな。






「何やってんだ、お前は」
 



隣――一つ置いた隣から呆れた風味の声が飛んできた。




「……誰の所為だと思ってんだよ」



「私の所為なのか?」
 


刹那は微かに口端を上げて見せた。


この野郎、わかっててそんな言い回し……あ。




「―――せつなー!」