「どこ行くー?」
俺がそう言うと、すぐに野次が飛んできた。
「どこも何もすぐに予鈴鳴るし」
「マジか。だったら何でお前ら乗るんだよ」
「楽しいからー」
「何か雅風のとこって楽しいからすきー」
「ありがとよー」
その時、チャイムが鳴ってしまった。
「やべっ、みんな教室戻るぞ! 遅刻したら何かそれとなくバツだからな!」
「何する気だお前!」
「むしろバツが気になるって!」
「いいから急いで戻るぞー!」
急き立てて、教室に逆戻りする。
「おかえり。……頭冷えたか?」
「頭、むしろ、息あがってるわ……」



