「でもねえ雅風、ちょっと気を付けたほうがいいよ」 気を付ける? 愛璃とは小学校からの馴染みだから、みんなよりも更に明け透けなく話せる。 「え? 刹那、何かやばいことでもあんの?」 「刹那って言うか、女子」 「……は?」 意味がわからなくて間の抜けた声を出してしまった。 女子に気を付けるのか? ハテナマークが浮かんだ頭のため、作業を一時中断していると、 「あ、昼休みの上客」 愛璃が扉の方に視線を向けた。