岳に言われて、香坂の構えるカメラを見る。 ふっと、壱星が唇の端で笑った。 「よろしくな、弟」 「てめっ パシャッ―― 「ちょっと雅風! 何で滝篠に殴りかかるの!」 「あーもうピントずれたじゃねーかよー」 「こいつがアホなこと言うからだ!」 「人の所為にするのか?」 「お前の所為以外の何物でもないんだよ!」 いつも通り。 ……壱星とは言い合いになる。