「ご家族写真のあとには、みんなで撮るから!」 『おーっ!』 と、お膳立てされているのが癪だけど、滝篠家と俺と理波ちゃんで、並んだ。 「あー、自然に手なんか繋いじゃってー」 野次が飛ぶけど、壱星は全然狼狽えない。 こいつには羞恥心がないのか。 「雅風」 「あ?」 「理波が俺の家族になるってことは、お前も家族になるってことだぞ」 「……そうだな」 家族、ねー。正直何と言っていいのか。 「はーい、滝篠一家様、撮りますよー」