理波ちゃんはほっこり笑った。


先生、ねえ……。
 



まあ確かに、草尾先生は教師ではあるよな。



ほかの、いっそ反面教師になりそうな教師とは違う。




「ありがと。いくつか目星つけてから話に行ってみる」



「それがいい」
 



―――結局。
 



俺は理波ちゃんには勝てなかった。
また。