一組は朝からテンションMAXだ。 と言うのも、ただ祭りという単語だけで上がっちゃう恭輔を陣頭に立たせるもんだから、ふつーのノリだったみんなも引っ張られてしまうのだった。 さすが委員長。強か。 「それからみんな! 真ん中集まって」 急に恭輔が声を潜めた。 それまで円陣組んでいたのがわらわら集まる。 「いいか。決戦は一一四五。場所は校長の御坐。これだけは他クラスにもらすなよ。あ、ちなみにあれは知ってます」 『おう』