理波ちゃんの心配は事実だからだ。 俺、過去に何度かぶっ倒れたことあるからな……。 『頑張りすぎ』っていう表現は、俺としては肯き難いけど。 単に自分の限界知らずで倒れただけだし。 「……じゃあ倒れないし」 「それが信用ならないのがふーでしょ。だから、勉強する余裕もあるくらのシフトでやるって言うならいいよって言ってるの」 「むー」 うまく丸め込まれている気がする。 「……わかった。俺の負け」 箸を置いて両手をあげた。