タックルしてきた恭輔に、足元がよろけてしまった。 更に後ろから諒平が現れて、恭輔に教育的指導を入れてくれた。 入学したての小学生と教師か。 俺の瞳は、まだ滝篠が消えた廊下に向いている。 それに恭輔が、同じ言葉を繰り返してきた。 「いや、何でも……」 何でも、ないはずだ。 拙い調子で答えることしか出来なかった。