「や、いいよ。正直、壱星の期待に添える確率は著しく低い。 でも、そうだな。理波ちゃんはもう、普通に幸せになっていいんだよな」 ずっと異様だった俺たち姉弟。 普通になるのには、いい機会か。 「でも、二人も泊まっていいのか? この家かなり広そうだけど、本棚ばかりって言ってなかったか?」 「客人用の部屋がある」 「そっか。じゃあ理波ちゃんとそこ使わせてもらうか」 「理波は俺んとこに泊めるが?」 …………。