「壱星、少しの間、理波ちゃんをここに置いてくれないか?」 「それは理波を」 「年齢不相応な真似しがったらぶっ殺す」 「……余計重くなってんじゃないか……」 「だからこれから頑張るんだよ。十六年の姉弟いきなりやめられっか」 俺は吐き捨てた。 「……そうだな。で? 理波をあずかることは問題ないがお前はどうするんだ?」 「一度戻って、環境を整理してくる」 「……家を出るつもりか」