そんな風に考えたけれど、莉音は言う体制に入っている。 本人の中では葛藤とかがあるようだ。 俺は黙って待つことにした。 ……何を、言うんだ? 「言いたくないけど、この子は雅風が怒れるほどに特別な子なんだな、って、みんな思ったのよ」 目を閉じたまま。 莉音が少しだけ声を張り上げた。 ……そんなことを言うためにあんな覚悟を決めたみたいな顔をしていたのか?