白い闇に囚われてー刹那の風花ー【完】



「どんな次元だと言いたいんだ」
 


壱星が戻って来た。



「反対される気ぃねえんだろお前」



「そんな気がある奴いるか」
 


もっともな返しをされた。……だーっ!



「~~~つか壱星は知ってたわけ⁉ 理波ちゃんと姉弟だって!」



「知らんかったよ。俺だって驚いてるわ」



「俺の方が驚いてるわ!」



「何張り合ってんだお前らッ」
「「痛っ!」」