「さっさと終わらせていいもんにして打ち上げ代稼ぐぞーっ!」 「そっちかっ?」 恭輔の遠吠えにツッコんでしまった。 「何のためにやると思ってんだ雅風! みんなで楽しむためだろう!」 ビシッと指差されて言われてしまった。 もの凄く俺らの正論。 なだけに、恭輔に言われるとちょっとむかっ腹。 そうなんだよ。 俺らは、今はみんなで楽しむために―― あ。 「なーなー、打ち上げって他のクラス呼ぶのってアリかな?」 「はあ? 他のクラスはクラスで打ち上げしてんだろ?」 「……だよなー」