わかった。 理波ちゃんには彼氏がいるのか。 そうかそうか。 ふーむなるほど。ほうほう。 うん。 「刹那、送ってく。あまり遅くなっても明日に障るだろ」 「え、ああ」 虚を衝かれたように肯く刹那から、理波ちゃんに視線を移した。 「理波ちゃん、刹那送ってくるから、先に休んでて。鍵は持って出るから」 「え、うん……」 間の抜けた返事をして、理波ちゃんは肯いた。 「刹那のメシも美味いよ。行くぞ、刹那」