「ボケッとしたとこも変わってないんだね。儚のことはすぐに思い出したくせに私のこと全然気づかなかったじゃん」 「それは……悪かった」 「いいよ。私もふーで遊んじゃったしね」 結構遊ばれていたよな。 昨日から悩みまくったぞ。 「……戻って来たって言うと、あの家にいんのか?」 「まだ私しかいないけどね。母さんと父さんは仕事がカタつくまで向こう。 儚の転院が早めに決まったから、私が付き添いで先に来たんだ」