数日後、彼には新しい彼女が出来た。



定期テストで赤点の常連の、派手な人。

私よりも、愛されている。

必要とされている。



・・・そんな。

どうして、私じゃないの?



どうして彼女が愛されて、私は愛されないの?

どうして彼女が必要とされて、私は必要とされないの?



可笑しいよね?

どう考えても。





どうして・・・どうして・・・。



おかしいよ・・・おかしいよ・・・。






「う・・・
うわああああああああ!!」



「た、たきが、わ・・・さ・・・ん・・・」






愛してよ、必要としてよ。




殺されるぐらい、愛されたい。