ーーーーーー…… ーーーーーーーーーー…… はっと顔を上げた。 すると、あたしの目には見慣れた景色が飛び込んでくる。 広いスペースに詰まる、たくさんの机。 その上に乗った、無数のパソコン。 窓際には、枯れかけた観葉植物。 部屋は薄暗くなっていて、すでに人の姿はない。 やばい…… あたし、寝てしまったんだ。 何時だろう。 時計を見ると、ちょうど夜の一時を指していて。 こんな時間まで居眠りしていたのだと驚く。