少年陰陽師 奥州平泉奇譚

僕は左右、色の異なる瞳で件寂円を睨み付けた。




「静香か?

何を吹き込まれたのか知らんが、やれるものなら怪異を終わらせてみよ!」





!!怪異を探っているのを知っている?




「龍の眷属、母の愛は誠に偉大なものだな。

子の涙を感じ己の力とし、呪詛で封じていた使えるはずのない力『雨を降らせる』という奇跡まで起こすとはな」




!!!雨の中の会話を聞かれていたのか……?




「呪詛を解き、龍神を解放したところで森羅万象を統べる大いなる力は姿を現さぬぞ。

鍵となる物が必要だ」