「おい、待てよ。
怪異は月見坂高校、この学校で起きてんだぜ。
中尊寺で起きてんじゃねーんだぞ」
声を荒げた。
「八雲は鈍いな~」
僕は、言いながら観光案内のパンフレットと地図を並べた。
「月見坂高校は、白山神社から毛越寺を結ぶ延長線上にある」
と説明しながら僕はゆっくりと赤線を引いた。
「白山神社が……仮に龍穴の入り口なら、ここ月見坂高校は龍穴の出口だよ」
「!」
八雲の顔が険しくなる。
「怪我をしてるのは、いづれも運動場で運動部。
僕は、……桜の木が怪しいと思ってるんだ」
そう、静香先生が見つめながら話した、樹齢数百年の桜の木──花の咲かない桜の木だ。
怪異は月見坂高校、この学校で起きてんだぜ。
中尊寺で起きてんじゃねーんだぞ」
声を荒げた。
「八雲は鈍いな~」
僕は、言いながら観光案内のパンフレットと地図を並べた。
「月見坂高校は、白山神社から毛越寺を結ぶ延長線上にある」
と説明しながら僕はゆっくりと赤線を引いた。
「白山神社が……仮に龍穴の入り口なら、ここ月見坂高校は龍穴の出口だよ」
「!」
八雲の顔が険しくなる。
「怪我をしてるのは、いづれも運動場で運動部。
僕は、……桜の木が怪しいと思ってるんだ」
そう、静香先生が見つめながら話した、樹齢数百年の桜の木──花の咲かない桜の木だ。



