「先ず、境内最奥にある白山神社から。


白山神社は中尊寺の北方鎮守で薪能の舞台だから、五行は木で白の摩尼。


本堂の阿弥陀如来座像は、元光勝院の本尊だ。


光勝院は、中尊寺の支院のひとつで別名を赤堂と言う。



本堂は、比叡山延暦寺から分灯された伝教大師最澄の『不滅の法灯』を護持している。


束稲山の大文字焼きには、『不滅の法灯』から採られた火を灯す。



五行は火で赤の摩尼だ」



僕は、更に続ける。