少年陰陽師 奥州平泉奇譚

「祐、制服ちゃんと着ようか」




それでも優しく声をかけた。





駆けつけた寂円先生も静香先生も、一瞬身構え、僕と失神した学生と怯えて動けずにいる学生を交互に見比べた。





「何があった? 昨日の報復か?」





寂円先生は、動揺の色をみせずに尋ねる。




静香先生は、息を飲み言葉をなくして立ちつくす。





「なあ、こいつ連れて帰っていい?」




八雲が、僕に制服を着せながら尋ねた。




「ああ、そうだな」




寂円先生は険しい顔で八雲に、制服を着せられている僕を じっと見つめて言った。