少年陰陽師 奥州平泉奇譚

「祐?! お前がやったのか!」




「潤! 寂円と静に知らせろ。

失神してるだけだと思うけど……念のため診てもらったほうがいい」




「祐は?」



「こいつは、俺が」



八雲は嗚咽し取り乱した僕を抱き隠しながら、潤に告げた。




僕は、幼い子供のように八雲の胸で泣き叫んだ。




「おい、何があった?」



僕は答えることもできず八雲にしがみついたまま。





「おい、祐!」



八雲は僕を抱きしめたまま、辺りをぐるりと見回した。




話さなくても大方察しがついたと思う。



倒れている3年生の首筋についた指の跡。



僕が正気を失い、彼らが痙攣し失神するまで容赦なく精気を吸ったこと。



八雲は、全て見抜いたに違いなかった。