電話口に出たのは、父ではなく雨宮家当主の祖父だった。




「お爺様……」



静先生の話した、呪詛に関すること全てと義経の笛のことを尋ねた。



また、森羅万象を術る大きな力が何なのか、

自分の中にイメージするものが果たして的を得ているのかどうか。


そして大きな力をあるべき姿にとは、どういう意味なのかを。