呪いのアプリ

「なんでもないことないでしょう?あなた、さっきそのアプリで私たちを呪ったのだから」


私は、世界が停止するような感覚に陥った。



どうして、綾がそんなことを知ってるのか。



黙りこんでしまった私に、綾はまくしたてる。



「でも、呪いは通用しなかった。だから、あなたは今とても動揺している」



図星だ。



「これは違うの」



私はこれくらいしか言えなかった。



「違うことないでしょ?」



どうして、どうして?



「どうして、そんなこと分かるの?」



私の声は、自分で分かるほど弱々しかった。



きっと、綾の目には、私は今にも泣き出しそうな女の子としてうつっているのだろう。